祖父母と同居 嫌 ストレス 辛い 大嫌い
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ここでは祖父母と同居の家庭で育った、祖父母大嫌いなあたいが、同じく祖父母との同居で辛い思いをしている方達と共感したい内容を綴っています。祖父母、両親、子供達の同居家庭で、穏やかに楽しく暮らしていらっしゃる方はもちろんたくさんいらっしゃるでしょう。この記事ではその生活様式自体を問題としているわけでは全くない事をまず申し上げておきます。目次ご利用ください。
【ちょっと待って】親(義理の親)との同居【子供の気持ちは?】
あたいは物心ついた頃から成人するまで、父方の祖父母、両親、姉、あたい、の6人家族で暮らしていました。あたいはこの家庭環境によって嫌な思いをたくさんしました。
この事を記事にする事で、今現在、親(義親)と同居中の方で、お子さんをお持ちの方を「どうして子供をそんな可哀想な環境に置いておくんだ!」と責められているような気持にさせてしまう事はあたいの本意ではありません。
どんな人間も、自分の置かれた状況が自分自身や家族にとって、最良の選択ではないと理解はしていても、どうしようもない時はあるものです。この記事は親御さん世代や祖父母世代へ向けてではなく、今現在家庭内の空気に居心地の悪さを感じている子供達のために書いています。
子供にとって家庭は絶対的安全地帯であるはず
あたいたちはこの世に生を受け、基本的にはまず社会の基本単位と言える家族の中で育ちます。小さな子供にとって家庭は遊びの場であり学びの場であり、社会全体であると言えます。その子供にとっての全社会である家庭の中に何か大きなトラブルがあったら子供の心はどうなるでしょうか。大人は今自分の置かれた状況が辛いものであったら、例えば転職するとか、引っ越しするとか、離婚するとか、物理的に移動する力を持っています。時間もお金もかかりますし、場合によっては精神がすり減りますが、環境を変える選択肢があるわけです。
子供にとって社会の、人生の全てである家庭内に不安があるという事は、逃げ道もなければ息抜きもできない毎日を耐え抜くようなものかもしれません。
近年、夫婦喧嘩は子供にとって心理的虐待であるという考え方が浸透してきたと感じますし、何を隠そうあたい自身が子供の頃、両親の喧嘩を幾度も目の当たりにし、非常に辛い思い、不安な思いを抱えて育ちましたので、夫婦喧嘩は子供にとって心理的虐待にあたると考えています。
まあいい歳になりました今現在では、親だって辛いんだよ。そんな綺麗事ばっか言ってられるか。この怒りはどこに向ければ良いんだよっ。という親御さんの気持ちも理解できなくはありません。
ただ、夫婦喧嘩が子供にとって精神的虐待であるならば、両親と祖父母の関係だって悪化すれば充分に心理的虐待の要素を含んでいると考えます。
【お母さん】祖父母と同居のデメリット【笑ってくれ】
さて両親と祖父母の関係について、ここではあたいの体験談を書きなぐるだけになりますが、あたいは3歳だか、4歳だかの頃に両親と姉とあたいで父親の実家に引っ越してきました。それまでは家族4人で田舎で暮らしていたのに。そして、意味のない戯言と解ったうえで今でも父親の実家ではなく、両親と姉とあたいの4人でずっと暮らしてみたかったな、と心の底から思っています。あたいは祖父母が嫌いでした。
あたいの父方の祖父母は人間的に尊敬できる部分はどこにもありませんでした。数年前にどちらも亡くなりましたが、大きな声では言えませんがやっと○んだか。と感じたほどです。
ただ子供の頃のあたいにとって、問題なのは祖父母がとても嫌な人である、と言う事そのもの、と言うよりは、それによって母(母トン)の笑顔が減っているという事が大問題だったのです。思い当たる方も多いのではないかと思いますが、子供って大人の皆さんが想像する以上に親の顔色はどうかな?と気にかけていたりするものです。
ここで申し上げておきたいのは祖父母が母に嫌味を言ったり嫌がらせをしたりという、そういった典型的な嫁いびりがあったわけではないという事なんです。そんな嫁いびりが行われている環境で子供を育てるなんて虐待も虐待、もう論外です。そうではなくて、そういった目に見える嫌がらせ行為は無いんだけども、他人の親と同居する事のストレスや、考え方の違いによるストレスから、笑顔は減り、ため息は増え、子供の前でもイライラしたり不安な表情になってしまっているお母さんやお父さんがいらっしゃると思います。
今、祖父母と同居していて、毎日辛そうな親の顔を見ながら生活している子供達に向けて
つらいですよね。なんで子供と父ちゃん母ちゃんだけで幸せそうに暮らしている家が沢山あるのに、またはジジババと同居していてもとっても楽しそうな家庭も世の中にはあるのに、うちだけいっつもお母さんが辛い思いしなければならないんだろうって、あたいは思っていました。
特に母トンには実家がありませんでしたので、逃げ道がないんだもんお母さんストレスで病気になっちゃったらどうしよう、とか底知れない不安に見舞われたりしました。お母さんに実家がある場合、そちらの母方の実家で皆で暮らしたいなぁと思ったり、あるいはお母さんが耐えられなくなって自分達(子供達)を置いてお母さんの実家に帰っちゃったらどうしようとか、そんな不安な気持ちになってしまう人もいるかもしれません。
とにかく子供は親が幸せそうじゃない事を過敏に感じ取り、必要以上の想像力で最悪な事を考えて不安になってしまったりするんですよね。
それで自分がお母さん(お父さん)を支えなくちゃって思ったり、逆にそんな状況に自分(子供)を置いている両親に怒りが沸いてきたり、居心地の悪さから家を出て夜遊びするようになってしまったり、逆に家の中に大きな不安があるので出かけられない、引きこもりになってしまうパターンもあります。
今そんな、祖父母と両親の関係性の問題でなんとも居心地の悪さ、不安な気持ちを感じながら暮らしている子。その気持ちわかるよ。でも一生は続かないからね。そして辛かったら一度、両親に正直に気持ちを伝えてみても良いと思います。そこでもしかしたら親の気も知らないでっ、私(俺)だって同居したくてしてんじゃないわよ!とキレられるかもしれません。でも自分の気持ちはこうだからね、と伝える事は良い事だし、何よりも耐えなくちゃ耐えなくちゃ耐えなくちゃ、って思わなくていい。耐えられないなら耐えられないって泣き叫んでいい事だけは知っておいて下さい。家庭外の大人に相談するのも良いですよ。そして大人になったら親に対する気持ちも祖父母に対する気持ちも、おそらく変化が訪れます。
さいごに
もし今義理の親と同居していてストレス大爆発しそうな環境で子育てしている方々。両親と祖父母の関係性が良くない状況で子供を生活させている事は、子供にとって決して良いものではないと理解はされているかと思います。そして、事情があって同居に至っている事、良くないと言ったってじゃあ引っ越しねーなんて簡単にはできない事、解ります。そこに、こんな風に、仲の悪い祖父母と同居なんて子供にとったら心理的虐待だー!なんて言われても余計困りますよね。すみません。親だって子供のために改善したくてもどうにもできない事はたくさんある、親だって辛いし、親だって泣きたいですよね。あたいはいつの日からかそういう風に、受け止める事ができるようになりました。もう社会人になってから、母トンがあたいに「父トンの両親と同居する事になってしまった事が問題の始まりだった」と言ってきたので、あたいが「本当だよ、そのせいで子供の頃は本当に嫌な思いをしたよ」と伝えたところ、母トンは悲しそうな腹立たしそうな納得できなさそうな顔をして「今言っても仕方のない事を口に出したのが良くなかったね」と言いました。
今あたいと母トンの仲は決して悪いものではないと思います。
でも両親に対しての満たされない思いを未だに抱えている事も事実です。
社会人になってあたいは、親も大変よな、親だって泣きたいよな、と歩み寄るような、大人の辛さが理解できるようなそんな気持ちになりました。そしてあたいは親に何をしてほしかったのか、考えてみて解りました。その歩み寄りの時間をもう少し早く、子供のうちに歩み寄りたかったって。両親の方から親の無力を認め「ごめんねこの環境あんまりあなたに良いものじゃないって事解ってる。でも今すぐ全部解決するのは無理なんだ。なるべく家族で笑顔でいられるようにとは思っているよ、悲しい顔してしまう時もあるかもしれないけど、お母さん(お父さん)はあなたが大切な気持ちに変わりはないよ」って子供の頃のあたいに伝えてくれたら、大嫌いな祖父母と同居という環境は変えられなくても、気持ちは全然違う物だっただろうなと。どうか伝えてみてほしいです。
そして義理の両親との同居を検討中の方、よそ様のご家庭に口出しするなんて野暮なことはいたしません。でも検討中の段階であるなら、少しだけ、子供の気持ちの面でこういったデメリットが発生する場合もあるんだな、という事を頭の片隅に置いて下さったら嬉しいです。両親共に笑顔の家庭ばかりになりますように。
2023年10月