【こっちも】フリースクールのやばい思い出【行きたくねぇよ】
こんにちは見てくれてありがとうございます。
このページにはあたいが不登校の時に短期間通った、フリースクールでのやばい思い出をつづると共に、主に不登校の児童、学生さん達御本人に向けて、あたいの考えをまとめました。オブラートに包んでいないフリースクールの悪口や、教師への痛烈批判を含みますが、あたいが通ったフリースクールで実際にあった話で、全国にはもっと素晴らしいスクールもありますのでご安心ください。結論から知りたい方目次で飛んで下さい🛫
※フリースクールとは
フリースクールの定義的な話。活動内容や費用はかかるのか等はGoogle先生に尋ねたら専門家が2秒で答えてくれていますし、どういった目的でフリースクールを探しているのかによっても注意しなければならない点は異なるので、ここでは何らかの理由で学校に行くことができない子供のサポートを目的として設置されている教育支援施設、とだけ簡単に定義しておきます。
【不登校の子】あたいのフリースクール生活始まる
ついに不登校になったよ
あたいは中学校に1年間しか通っていません。その1年間というのもきっちり通学していたかというと怪しいものです。幼稚園年少の時と、小学校1年生の時にもそれぞれ登園、登校拒否をしましたから、まあ根っからそういう体質なんですね。
そういう常になんとなーく違和感を持ちながら生活しているようなタイプのクソガキだったのに加え、中学校に入った頃からありとあらゆる問題に見舞われ、なんかもういいや。
と固く誓ったのです。
フリースクールに顔を出してみた
不登校になってどれくらいの時でしょうか、高校にも行かないしっ、出席日数なんてクソどうでも良い💢と息巻いていたあたいも本当は不安だったのでしょう、フリースクールでの学習が出席日数としてカウントされる制度もある事を知り、同じく中学校に通っていなかった近所の”なみちゃん”と一緒にフリースクールに顔を出してみる事にしました。たまたま暮らしていた町にフリースクールがあった、そういった環境にいた事も通ってみようかと思った理由の1つです。
フリースクールのやばい思い出
カウンセリングに意味はある?【子供は嘘をつく】
フリースクールでは最初にカウンセリングを受けさせられました。カウンセリングと言っても担任ポジションの女性教師と、所長と呼ばれる初老の男性に質問攻めにされただけで、精神医学の専門家によるものではなかったです。そして問題はあたいが辛いことを辛いとか、悲しい事を悲しいと大人に素直に話せる子供じゃなかったという事です。「なぜ学校に行かないのか」という質問、本当は複雑な感情があたいの中で渦巻いていたし、寂しかったし辛かったけど、ただひたすら
こんな風に答えて不良ぶってました。実は1ミリも不良要素ないのに。
「耐えがたいほど傷ついた経験はあるか」と聞かれて
と答えるような子供でした。めっちゃ心壊れそうでしたけど。
高校にも行くつもりはないと話しました。本当は高校には行かないとやべぇかもって思っていたけど。行かないと話しました。
そんなわけで、本当にあたいの深層心理を探るというよりかは、形式的に行なわれているのね、という気がして、胡散臭さがすごかったです。
辛いことを辛いって言えない子、結構いると思うんですけどね。
現在学校に行っていない方、その親御さん。皆さんGoogleで「不登校」と検索された事があるのではないでしょうか。「不登校」「理由」とか「小学生」「不登校」とか。その際に不登校になりやすい子供は自意識過剰で、プライドが高い傾向にある、と目にされた事があるかもしれません。
※当然の事ですが”統計的に傾向がある”といっても全く当てはまらない子もいるのでやはり個々で対応を考えていく事は必須です。
あたいの場合、今思えばですがものすごく自意識過剰で、プライドが高い子供でした。
そんなプライドが高く自意識過剰なあたい
は、素直に親や他の大人に助けを求める事は困難でした。自分のプライドを守るためには平気で嘘をつきます。これが上記のカウンセリングを無意味にしている理由です。
「辛い?」って聞かれて「大丈夫です(嘘)」の流れ意味ないですよね。
こうしてあたいは自分勝手に嘘をつきながら、やはり大人は何もわかっとらんな、という気持ちだけを肥大させていくのでした。
結局は大人たちのエゴである
フリースクールでの生活が始まりました。といっても行く気になった日だけ。
両親(母トンと父トン)は当然あたいに学校へ行ってほしいわけですから、フリースクールに行って見ようかなーというあたいの提案は喜々として受け入れられ、通所する日は母トンがせっせと送り迎えしてくれた。
やはりフリースクール内にはなんとなーく胡散臭さが漂っています。
基本的に何をしていても良いのです。これで出席日数になるとかちょっと不安になりますが、それは通常の小中学校の場合でも行っているだけで勉強しなくても卒業はできちゃいますからね。
卓球をしている子供ら、担任に勉強を教わる子、なぜかダンスをしている子がいました。
あたいは現代日本の音楽史を読んでいました。あたいはこの時間のおかげで70,80年代の音楽にちょっと詳しいです。
そんなある日、新たな不登校児の親御さんが入所前の見学にいらっしゃいました。
そしてその親御さんに所長が
と説明している声が聞こえました。
自分の気持ちが無視されたような寂しさがありました。
親御さんが小学校に行かなくなった子供に対して、小学校には復帰できなくてもなんとか中学校には・・・・中学校には行けなくなったけど、なんとか高校には・・・全日制が無理なら定時制・・通信制?とどこまでも学校に固執してしまうのは当然の事だと思います。
だからフリースクールの所長も
と言いたいんです。当たり前の事です。理解はできます。それが一番手っ取り早いアピール方法ですから。
でもちょっと忘れないでほしいのですが。不登校なんですよ。学校に行けないんです。
学校に行くことができない子供にとって、周りの全ての大人が復学を望んでいる事をひしひしと感じられる状態ってどうでしょうか?
子供のため。違いますよね。
あたいがフリースクールに対して抱く不信感が一気に大きくなってしまった頃。
あたいは”なみちゃん”と一緒にフリースクールの休憩スペースのような、丸いテーブルと自販機が置いてある場所で音楽について話したり、好きな歌の歌詞を書き写したりしていた時です。
あたい達の前にフリースクールの所長がやってきて、ニヤニヤ笑いながらあたいにこう言いました。
一瞬あたいの時間が止まってしまいました。
“なみちゃん”は高校進学を希望していましたから、所長からしたら、”なみちゃん”があたいと仲良くする事で、変な影響を受けたら困ると思ってこのような発言をしたのでしょう。
あたいはフリースクールを退所しました。
本当に受け皿になる事はなかなか難しい
あたいが実際に通った経験のあるフリースクールは、上記の一か所だけです。そして不登校児の人生を大きく前向きに変化させるような素晴らしいフリースクールもたくさんあります。
あたいは元不登校ゆえ、元不登校の知り合いが多いですが、フリースクールの先生に感謝している方もたくさんいます。なのでフリースクールに通ってみようと思ってる方、お子さんを通わせてみようとか思っている方は、怖がらずにまず見学に行ってみると良いと思います。
ただ、フリースクールに入所さえすれば色んな事が解決するわけではないという事は理解しておいた方が良いです。何を目的としているのか、不登校の本人に復学や進学の意思があるのか、ただ今現在の学校が嫌なだけなのか、ここの方向性が一致していないのにサポート校という名前だけに釣られて入ってしまうと子供は
という大きなショックを味わう事になります。だったら最初っからサポートなんて言うなよ、サポートされてねーよって思っちゃいます。
今のあたいには所長の考えが理解できます。学校に行けなくなった子供を進学させる。それが正義だと思っていたのでしょう。意味は解ります。中卒なんかになったらそれこそ一生落ちこぼれだと親は悲観するかもしれません。しかしそんな事はありません。
中学校に行かなくなって、そのまま高校に進学しなかったくらいで人生は終わりません。
気持ちが追い付いていないのに進学だけさせてもまた行かなくなるだけです。
自信が付けば勝手に学校に行く
あたいは中卒で働き始めた事で、今考えると自分でも信じられないくらいの自信が付きました。自分で稼いだお金で、自分の好きなものを買いました。
「中学校も行けないようじゃ、働くなんてできるわけがない」
そう言ってきたヤツらを見返してやった。そう思っていました。
1年くらいたった頃でしょうか、誰に言われるでもなく自発的に定時制の高校に入学しました。自分のお金で。
正直定時制の高校に自発的に入学したのは17歳になる年の事で、今考えればまだ思いっきり子供なので、少々自信過剰気味でした。
あの時所長に言われるまま高校に進学していたら、確実に1学期で不登校になっていただろうと思っています。
そんなに簡単に人生詰まないです
問題なく学校に通い、やがて独り立ちする。
もちろんこれが最善の道である事は確実です。
不登校になってしまったら本人も内心超焦ってる場合も多いですし、親御さんも焦るのは当然です。何とかして学校に戻れたらと思いますよね。そのために自分に合ったフリースクール等のサポートが見つかれば利用するのもいいと思います。
しかし万が一合わない場所に入所してしまい、さらにその場所も不登校になってしまったとしても、ああまたここも通えなかった。人生終了だ。とは思わないで大丈夫です。
あたいは高校に進学しない事を決めた時、それは全体の1%の選択だよ、と誰だったかに言われました。
大人達にとっても未知すぎるし、怖いんです。もうこれで本当に終わってしまうんじゃないかって。でも全体の1%の選択肢を選んだとしても人生詰まない事だけはお伝えしておきます。道なんていくらでもあるんです。
2022年12月
2023年7月最終更新